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さまざまな事情で実親らと暮らせない子どもが生活する児童養護施設で育ち、モデル業のかたわら施設への理解を広げる活動をしている田中れいかさん(26)が、著書「児童養護施設という 私のおうち」(旬報社)を各地の学校に寄贈している。入所児の進学支援にも取り組む田中さんは「施設とそこで暮らす子どもの存在を知ってほしい」と呼びかける。
田中さんは7歳の時、パジャマ姿で姉と自宅を出て交番に駆け込み保護された。母が去った家では、父が子どもに怒りをぶつけていた。18歳まで世田谷区内の児童養護施設で生活し、短大進学後にモデル活動を始めた。その一方、施設出身であることを公表し、2020年に施設や里親の下で子が暮らす社会的養護に関する専門情報サイトを開設。大学などに進学するための受験費用助成や進路相談などに応じる団体「ゆめさぽ」代表理事も…
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