目指せ迷い犬ゼロ 鼻紋をAIで個体識別 愛犬家に登録呼びかけ
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指紋ならぬ「鼻紋」で迷い犬を救いたい――。一頭ずつ違う犬の鼻の紋様を人工知能(AI)で解析して個体識別し、迷い犬の居場所を飼い主に伝えるスマートフォンアプリを、東京都のベンチャー企業が開発した。実際、災害などでペットと生き別れになることは少なくない。愛犬家と犬の予期せぬ別れを防ぐツールとして期待が集まる一方、識別の精度を上げるためにいかに登録頭数を増やすかが課題で、開発者は愛犬家に登録を呼びかけている。
鼻紋は犬の鼻の表面の筋状の紋様で、一頭一頭異なる。人の指紋のように成長しても形は変わらず、犬と同様に鼻紋で個体識別ができる牛では、ブランド牛の証明にも使われる。アプリはこの特性に着目したもので、名前は「Nose(ノーズ)ID」。東京都のベンチャー企業「S’more(スモア)」が開発を進め、5月21日にテスト版がリリースされた。
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