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フィールドの向こうに

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蹴球映画で世界を知る=田原和宏

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今年で12回目を迎えたヨコハマ・フットボール映画祭のパンフレット=実行委員会提供
今年で12回目を迎えたヨコハマ・フットボール映画祭のパンフレット=実行委員会提供

 サッカーを題材にした映画は毎年、世界で100本近く製作されるという。ヨコハマ・フットボール映画祭(4、5日、横浜市神奈川区民文化センター「かなっくホール」)の実行委員長、福島成人(なりと)さん(50)は「サッカーは世界共通語。誰もが知っており、細かく説明する必要がない。だから、それぞれの時代や社会を描くのに適している」とその魅力を語る。

 かつては名選手の伝記や名門クラブの歴史を描いた映画が多かったが、2000年以降、扱われるテーマが政治や宗教、ジェンダー、貧困、性的指向や性自認と多彩になった。社会派のケン・ローチさん(85)ら巨匠と呼ばれる監督が手掛ける作品が増えたことも大きい。

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