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中村文則の書斎のつぶやき

芥川賞作家・中村文則さんが、いろいろな場所の「書斎」から、さまざまなことをつぶやきます。

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マスク 二つの立場

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マスクを着けた著者=本人提供
マスクを着けた著者=本人提供

 マスクについて考える時、主に二つの立場を意識することにしている。

 一つは、健康・体質的な理由で、マスク着用が難しい人がいること。もう一つは、高齢、もしくは基礎疾患があり、ワクチンを打っていてもコロナ感染で重症化、死亡するリスクのある方がいることである。

 政府による、外でのマスク着用緩和の発表で、さまざまにマスクの記事を見るようになった。日本のマスコミは、政府をアシストする役目を持つとしか思えない媒体もあるせいか、少し行き過ぎて、マスクに対しネガティブな記事も増えている。

 このこととそこまで関係はないので、脇道に逸(そ)れることになるけど、日本のマスコミは、ロシアのマスコミにかなり近づいている面があると思う。権力を、ちゃんと批判できない媒体が目立つ。

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