空洞化する街のレトロビル改装 29歳、見据えるアフターコロナ

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レトロビルでカウンター料理店を開いた高木翔平さん(右)=東近江市八日市町で2022年5月26日午後1時43分、伊藤信司撮影
レトロビルでカウンター料理店を開いた高木翔平さん(右)=東近江市八日市町で2022年5月26日午後1時43分、伊藤信司撮影

 滋賀県東近江市八日市町の老朽化したビルが若者らの共同作業でよみがえりつつある。1964年築の3階建てアパートの持つレトロな雰囲気に魅せられた、同市の工芸家、北浦耀司さん(29)らが飲食店や美術アトリエなどを集めたスポットに改装を進める。ビルは空洞化が進む旧市街地にあり、周辺住民も地域の活性化につながることを期待し、エールを送っている。

 北浦さんは同県日野町出身。京都産業大在学中の2016年、地域おこし協力隊員として東近江市に赴任した。八日市駅前商店街にある洋館に入居し、仲間たちとカフェや雑貨販売などを手がけてきた。ある日、街を歩いていると、瓦屋根の住宅街で1棟だけ頭を出したビル「かねい荘」に目が留まった。50平方メートルほどの敷地に建つ全11室の3階建てアパートで、風呂はなくトイレも共同。居住者はさび付いた手すりの外階段を上り…

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