愛知・取水施設漏水「劣化でパイピング現象か」 検討委が初会合

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
土のうで囲われた穴の付近を視察する委員ら=愛知県豊田市の明治用水頭首工で2022年6月2日午前10時58分、酒井志帆撮影
土のうで囲われた穴の付近を視察する委員ら=愛知県豊田市の明治用水頭首工で2022年6月2日午前10時58分、酒井志帆撮影

 愛知県豊田市の取水施設「明治用水頭首工(とうしゅこう)」の大規模漏水で、東海農政局は2日、原因究明や復旧対策を検討する委員会の初会合を開いた。三重大名誉教授の石黒覚委員長は会合後、漏水の原因となった川底の穴について「(頭首工下部の地中に水の通り道ができる)パイピング現象が発生したと推定される」と指摘。「頭首工は造成から60年以上が経過し、経年変化を無視するわけにはいかない印象を持っている」と述べ、頭首工の劣化が同現象を招いた可能性に言及した。

 漏水を巡っては、頭首工の上流と下流部の川底にそれぞれ穴が見つかっている。委員会のメンバーは会合に先立って現場を視察したが、石黒委員長は漏水箇所を見た感想について「左岸下流部に、かなりの流出土砂がたまっている」と語り、パイピング現象の発生により「堤体下部に大きな空洞ができている可能性がある」と説明した。

この記事は有料記事です。

残り308文字(全文684文字)

あわせて読みたい

ニュース特集