東日本大震災11年

民間伝承の役割共有 連携組織が活動報告 /宮城

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オンラインで各地を結び開かれた「3.11メモリアルネットワーク」の活動報告会=宮城県石巻市の伝承交流施設「MEET門脇」で2022年5月28日、百武信幸撮影
オンラインで各地を結び開かれた「3.11メモリアルネットワーク」の活動報告会=宮城県石巻市の伝承交流施設「MEET門脇」で2022年5月28日、百武信幸撮影

 東日本大震災の伝承や防災活動に取り組む個人・団体の連携組織「3・11メモリアルネットワーク」(宮城県石巻市)は5月28日、オンラインで活動報告会を開いた。震災発生から11年が過ぎ、新型コロナウイルス禍で活動も難しい中、民間伝承が果たす役割や課題を共有した。

 ネットワークには岩手、宮城、福島を中心に全国の613人、76団体が所属。企業や個人からの寄付で所属団体の活動に助成しており、この日は支援を受けた団体から活動報告があった。

 宮城県女川町の銀行で勤務中の長男を亡くし、企業防災の重要性を発信する「健太いのちの教室」の田村孝行さん(61)は、オンラインでの活動に力を入れたといい「コロナ収束後、現地で直接話を聞いてもらうための種まきだ」と話した。

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