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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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「助かった命があるのでは」公開されなかった被爆2世の健康報告書

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森川聖詩さんが毎日新聞に寄贈した被爆2世の健康調査研究報告書の写し。被爆2世について「一般国民の健康状態と全く変わりない」とある=大阪市内で2022年6月3日午後2時12分、小山美砂撮影
森川聖詩さんが毎日新聞に寄贈した被爆2世の健康調査研究報告書の写し。被爆2世について「一般国民の健康状態と全く変わりない」とある=大阪市内で2022年6月3日午後2時12分、小山美砂撮影

 被爆2世の健康に関する約40年前の国の調査研究報告書の写しが、毎日新聞に寄贈された。寄贈者は被爆2世の男性で、当時は国に非公表を働きかけていた。理由は判然としないが、国は実際に公表しなかったとみられる。男性はなぜ公表に反対し、今になって世に出す決意を固めたのか。経緯をひもとくと、国の姿勢と被爆2世の現状との間に横たわる「深い溝」が見えてきた。

 寄贈されたのは「昭和54年度原爆被爆二世の健康に関する調査研究報告書」の写し。厚生省(当時)が日本公衆衛生協会に委託し、1979年度の被爆2世健診の結果を基に作成された。広島、長崎など39府県計1万7212人の白血球や血色素量、血圧などについて2世と国民健康調査の結果などを比較した。

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【広島・長崎原爆】

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