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LGBTの入門書 「自分だけじゃないんだ」と救いの一冊に

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「はじめてのLGBT入門」を出版した清水展人さん=神戸市役所で、山本真也撮影
「はじめてのLGBT入門」を出版した清水展人さん=神戸市役所で、山本真也撮影

 神戸市出身の日本LBGT協会代表理事、清水展人(ひろと)さん(37)=徳島市=が著書「はじめてのLGBT入門」(主婦の友社、本体1360円)を出版した。女性として生まれたが、性同一性障害に悩み、21歳で適合手術を受けて男性になった。当事者としての悩みを記し、学校や企業、家族がLGBTを正しく理解して受け入れるための基礎知識を紹介している。

 幼いころから性的な違和感に悩み、誰にも打ち明けられなかった清水さん。生きる意味を見いだせなかった高校時代、性同一性障害をカミングアウトした競艇選手の著書「スカートをはいた少年」を読み、「自分だけじゃないんだ」と救われた。この体験が今回の執筆につながった。

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