慈恵病院が「匿名出産」受け入れ初表明 そのメリットとリスク

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熊本市健康福祉局の津田善幸局長に内密出産のガイドラインの私案を提出する慈恵病院の蓮田健院長(右)=熊本市中央区で2022年6月6日午後2時2分、栗栖由喜撮影
熊本市健康福祉局の津田善幸局長に内密出産のガイドラインの私案を提出する慈恵病院の蓮田健院長(右)=熊本市中央区で2022年6月6日午後2時2分、栗栖由喜撮影

 望まない妊娠をした女性が病院にのみ身元を明かして出産する「内密出産」に独自に取り組む熊本市の慈恵病院の蓮田健院長は6日、報道陣の取材に、身元情報を一切明かさずに出産する「匿名出産」についても受け入れる方針を明らかにした。国は内密出産に関するガイドラインを策定中で、病院はこの日、熊本市にガイドラインの私案を提出。私案にも匿名出産を受け入れる方針を明記した。

 蓮田院長は「母子の命と健康を守りたいという思いからだ。女性には説明を尽くし、赤ちゃんのために情報を残してもらえるよう説得するが、それでも(完全な)匿名を希望する女性を見放したり追い返したりすることはできない」と語った。一方で「必ずしも匿名(出産)の方にベクトルを持っていこうとしているわけではない」と強調した。

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