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明治時代の五大監獄を生かした街づくりが、奈良市で本格的に動き出した。監獄が日本初の高級ホテルに生まれ変わるのに合わせ、市も近くの運動公園を改修。広い世代がスポーツを中心としたアクティビティー(活動)を楽しめるようにする計画だ。監獄と公園を組み合わせた新たなレジャースポットは、どんな姿になるのか。【林みづき】
中核となるのは、奈良市般若寺町にある「旧奈良監獄」だ。明治政府が司法の近代化の象徴として手がけた刑事施設で、1908(明治41)年に完成。美しい赤れんがの造りで、戦後から2017年までは少年刑務所として使われた。看守が見渡せるよう、五つの収容棟が放射状に建てられているのも特徴で、同年に国の重要文化財に指定された。
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