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コロナ後の成田空港 増える首都圏の航空需要に対応

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成田空港の管理塔に上ると、新設される3500メートルのCの位置がわかるようにした写真が、実際の光景を見ながら、確認できるようになっている
成田空港の管理塔に上ると、新設される3500メートルのCの位置がわかるようにした写真が、実際の光景を見ながら、確認できるようになっている

B滑走路の延長とC滑走路の新設 地域活力の拠点に

 空の玄関とも呼ばれる空港のあり方は、経済活動はもちろん、地域社会全体に大きな影響を及ぼす。特に、首都圏に位置し、日本と世界を結ぶ拠点となっている成田国際空港がこれからどのような役割を担っていくことになるのか。それを探ってみた。

   ◇   ◇

 成田空港が現在、直面している最大の課題は、コロナ禍への対応だ。入国制限など人流抑制により航空需要が人為的に抑えられている結果、経営的に打撃を受け、大幅な赤字を余儀なくされている。 しかし、それでもなお、国際的な人流・物流の機能を維持しなくてはならない。防疫の機能強化のため、施設のトランスフォーメーションなど、さまざまな措置が取られている。

 その一方で、航空需要がコロナ禍以前の状況に戻り、さらに拡大していくことにも備え、首都圏のニーズに応えるための施策も進めていかなければならない。

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