「学校に来て」思い届いた ピアニスト反田恭平さんが特別授業

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
メッセージを送った卒業生の1人、佐久間芽生さん(左)と反田恭平さん=奈良市白毫寺町の県立高円・高円芸術高で、林みづき撮影
メッセージを送った卒業生の1人、佐久間芽生さん(左)と反田恭平さん=奈良市白毫寺町の県立高円・高円芸術高で、林みづき撮影

 2021年のショパン国際ピアノコンクールで2位に輝いたピアニストの反田恭平さん(27)が、奈良県立高円・高円芸術高(奈良市白毫寺町)を訪れ、音楽科の生徒らと交流を深めた。新型コロナウイルス禍で満足な活動ができなかった卒業生が、反田さんに送ったメッセージがきっかけ。「学校に来てもらえませんか?」。反田さんに思いが届き、世界的音楽家の「授業」が実現した。

 反田さんは6日に同校を訪問。まず、ピアノ専攻の3年生2人にレッスンした。「自分がどんな音を出したいか、イメージを持って演奏することがとても大事」と音色の作り方を助言し、舞台に立つ際の心構えを説いた。自ら手本を見せ、音の強弱の付け方などの技術指導もした。

この記事は有料記事です。

残り438文字(全文742文字)

あわせて読みたい

ニュース特集