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パリ・オリンピック・パラリンピックを目指すアスリートが燦々(さんさん)と輝くために歩む道を描きます。

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卓球界に続々、若手のホープ 「みゆう」木原美悠の前向き思考

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2024年パリ・オリンピック出場への決意を語る木原美悠=東京都北区で2022年5月16日、内藤絵美撮影
2024年パリ・オリンピック出場への決意を語る木原美悠=東京都北区で2022年5月16日、内藤絵美撮影

 卓球の若手のホープにはいつもワクワクする。愛ちゃん、みうみま、チョレイ! 木原美悠(17)=エリートアカデミー=は14歳で全日本選手権準優勝、17歳で世界選手権代表の逸材だ。「みゆう」に迫った。

「黄金世代」に挑む

 「『すごい』と思うだけじゃいけない。自分もこの舞台で金メダルを取って、感動してもらいたい」

 2024年パリ・オリンピックの代表選考が本格化した22年は、好調を維持している。1月の全日本選手権では全試合ストレート勝ちで、ジュニアの部女子シングルスを初制覇。3月の五輪選考会「ライオンカップ・トップ32」は4強入りして、9~10月の世界選手権団体戦(中国・成都)の代表に選ばれた。

 「思ったようなプレーができた」と特に手応えをつかんだのが、4月のアジア大会代表選考会だ。予選リーグ1位をかけた伊藤美誠(21)=スターツ=との対戦は、1-2から3ゲーム連取。東京五輪で混合ダブルスの金を含む三つのメダルを獲得した第一人者から殊勲の星を挙げた。

 ともにラケットの両面に性質の異なるラバーを張る「異質型」の…

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