災害の風化防げ 止まった腕時計など展示 御嶽山噴火災害写真展

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
御嶽山噴火災害の写真展に展示された犠牲者の登山服など=長野県東御市で2022年6月8日、木村健二撮影
御嶽山噴火災害の写真展に展示された犠牲者の登山服など=長野県東御市で2022年6月8日、木村健二撮影

 死者58人、行方不明者5人を出した2014年9月27日の御嶽山噴火災害の写真展が8日、長野県東御市の市文化会館サンテラスホールで始まった。被災者の視点から噴火当日の様子を追体験できる写真パネル約80枚や、犠牲者の遺品などを展示する。会期は12日まで、入場無料。【木村健二】

 写真展は、災害の風化を防ぎ、防災意識の向上につなげようと、被災者家族の会「山びこの会」が2018年から各地で開いており、今回で4回目。

 写真パネルは、登山道入り口から頂上を目指す登山者たちの動きをたどる。山の木々は赤や黄色に美しく色づき、登山者たちは昼食を楽しんでいた。噴火が起きたのは午前11時52分で、立ち上る灰色の噴煙を背にしながら、戸惑う登山者の姿もとらえられている。

この記事は有料記事です。

残り268文字(全文594文字)

あわせて読みたい

ニュース特集