日光・男体山に1223回登頂の「仙人」 二荒山神社が顕彰碑

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顕彰碑をなでる田名網さんの長男芳久さん=栃木県日光市中宮祠で2022年5月28日、渡辺佳奈子撮影
顕彰碑をなでる田名網さんの長男芳久さん=栃木県日光市中宮祠で2022年5月28日、渡辺佳奈子撮影

 日光二荒山神社中宮祠(栃木県日光市中宮祠)は、日光市の男体山(2486メートル)で歴代最多の1223回の登頂記録を持ち、昨年、96歳で亡くなった田名網忠吉さんの功績をたたえ、境内にある男体山の登山口に続く登拝門近くに顕彰碑を建設した。「男体山の仙人」として親しまれた田名網さんは、これからも男体山のふもとで登山者たちに勇気を与え、安全を見守り続けていく。【渡辺佳奈子】

 佐野市在住だった田名網さんは30代から健康のために登山を始め、46歳で男体山を初登頂した。次第に「自分が元気なのは神様に恩があるから」と思うようになり、「人間の体は鍛えれば何でもできると身をもって証明する」と男体山への参拝を続け、62歳で100回、80歳で1000回の登頂を達成した。

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