種なしスイカ 販売が本格化 宮崎市などで /熊本

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熊本県産の種なしスイカ「金色ラオウ」=オーレック提供
熊本県産の種なしスイカ「金色ラオウ」=オーレック提供

 福岡県広川町の農機具メーカー「オーレック」が手掛ける特殊な花粉からできた「種なしスイカ」の販売が、宮崎市や福岡市で本格化している。

 特殊な花粉は、種ありスイカの花から採取した花粉に「軟X線」と呼ばれる透過力の弱いX線を当て、種の遺伝子情報を持たない花粉を授粉させることで種なしになる。種の生育につながる養分が不要な分、糖度が高くうまみが強いという。

 ただ受粉は手作業のため生産農家は限られ、通常のスイカよりも高価になるなど販売までに課題があったが、販路を開拓して本格的な流通がかなった。

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