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「自分も救われた」 大阪の27歳、LGBTの若者の居場所づくり

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「居場所を利用する若者には、少し年上の友人のように接しています」と言う内藤れんさん=大阪市北区で2022年6月2日午後6時38分、菅沼舞撮影
「居場所を利用する若者には、少し年上の友人のように接しています」と言う内藤れんさん=大阪市北区で2022年6月2日午後6時38分、菅沼舞撮影

 「自分は何者なのか」。大阪市の内藤れんさん(27)は思春期に、生まれ持った性に違和感を覚え、孤独の中で自問を続けた。現在は大学で学ぶ傍ら、LGBTなどの性的少数者や「自分もそうかもしれない」と考える若者の居場所づくりに取り組んでいる。内藤さんを一歩踏み出させたものは、何だったのか。

 「あなたの性別は何ですか」。4月中旬、大阪府豊中市で新たに始まる居場所事業の事前研修で、内藤さんはこう語りかけた。事業を運営する一般社団法人「にじーず」(横浜市、遠藤まめた代表)のスタッフとして、共に運営にあたる団体のメンバーに利用者と接する上での注意点などを説明した。問いかけは、性的少数者は性自認や性的指向について、常に自問していることを知ってほしいとの思いからだった。

 内藤さんは、生まれ持った性は女性で、男性として生きているトランスジェンダー。自身も居場所に心を救われた一人だ。

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