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慶応大院で学ぶ宝塚元トップ娘役 オーブントースター解体にも挑戦

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「学ぶことを諦められなかった」と慶応大大学院に進んだ理由を語った美園さくらさん=本人提供
「学ぶことを諦められなかった」と慶応大大学院に進んだ理由を語った美園さくらさん=本人提供

 「こないだ、オーブントースターを解体したんです!」。目を輝かせながら語ったのは宝塚歌劇団月組元トップ娘役の美園(みその)さくらさん。2021年8月、南北朝時代の女官役を最後にステージを降り、今春から慶応大大学院で学んでいる。タカラジェンヌから最高学府へ。異色のセカンドキャリアを歩む美園さんは、なぜ学び直し(リカレント)の道を選んだのか。その先には、宝塚での経験や学びの成果を社会に還元できる、次の夢があるという。

 「週5で授業があるんです。課題が多くて、それに追われている感じですね」。タカラジェンヌの時と変わらず、大きな目をキラキラさせた。

 大学院は「ビジネススクールのような感じ」。起業を想定して最高経営責任者(CEO)などの役割を決めてビジネスプランを立てたり、サイバーセキュリティーを学んだりと内容は幅広い。社会人や留学生もおり、英語しか使えない講義もある。美園さんのことを、宝塚の元トップ娘役だと知っている人は数人しかいないという。

解体で知る「ものづくり」

 オーブントースターの解体は、授業の一環で挑んだ。「…

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