サッカー少年はなぜピアニストになったのか 反田恭平さん小6の転機

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ヨーロッパと日本を往復しながら音楽活動を続ける反田恭平さん=手塚耕一郎撮影
ヨーロッパと日本を往復しながら音楽活動を続ける反田恭平さん=手塚耕一郎撮影

 世界中の若手演奏家が憧れる大舞台「ショパン国際ピアノコンクール」で2021年10月、日本人ピアニストが51年ぶりに2位に輝きました。型破りで幅広い活動を続ける反田恭平さん(27)です。実は最初からピアニストを目指していたわけではないという反田さん。小学6年生で訪れた転機や今後の夢などを聞きました。【毎日小学生新聞/木谷朋子】

「クラシックってかっこいい」

 日本人の2位入賞は、1970年の内田光子さん以来。コンクールの様子はインターネットで世界に配信され、これまで以上に注目を集めました。しかし、クラシックファンの間ではすでに、知る人ぞ知る存在。「大型新人」としてプロデビューした2016年以来、チケットの取れないピアニストの一人です。

 そんな反田さんが「ピアニストになりたい」と思ったのは、12歳の時でした。ピアノを習い始めたのは4歳からですが、最初からピアノの英才教育を受けてはいなかったといいます。

 小学生時代の夢は、サッカー選手になること…

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