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サラリーマンらに人気の副業「転売」を巡るトラブルが増えている。「手軽にもうかる」といった文句に釣られ、不正が疑われる転売に加担させられるといったケースもあるという。一体何が起きているのか。
「好きな時間で働く」「副業支援」――。東京都内在住の20代女性は、インターネットの求人サイトでそんな宣伝を見つけた。新型コロナウイルス禍で減った収入を補おうと副業を探しており、「短時間で簡単に」という文句にひかれ応募した。
業者には、やりとりの手段として無料通信アプリの「LINE(ライン)」を指定され、仕事内容を伝えられた。それは、ネット通販で美容品などを購入し、指定された場所に送るというものだった。
業者が求めてきたのは、「初回は90%オフ」といった、定期購入を条件に初回の購入分を大幅に割り引く商品の契約ばかり。代金は業者が支払い、初回分を購入後、すぐに契約を解除するよう指示された。
「怪しい」と感じ業者にお金の出所を聞いてみたが、「メーカーから紹介料をもらっている」などと説明されたという。
不安はあったものの16商品を注文し、…
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