「入れる」問屋マップ 一般客向け、手芸ファン増狙う 船場センタービル /大阪

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完成した「船場マップ」。店舗への掲載交渉、取材、紹介文作成など、デザイン以外は全て尾崎さんが手掛けた=大阪市中央区船場中央2で、長崎薫撮影
完成した「船場マップ」。店舗への掲載交渉、取材、紹介文作成など、デザイン以外は全て尾崎さんが手掛けた=大阪市中央区船場中央2で、長崎薫撮影

 大阪市中央区の船場センタービルで生地や布などを一般客に小売り販売している卸問屋の情報をまとめた「船場マップGUIDE BOOK創刊号」が4月、発行された。昨年3月、A3両面のマップを作成して有料販売されたが、今回はA5判20ページの冊子にリニューアル。「船場のめぐり方」など買い物ガイドの読み物も入れ、店舗から掲載料を負担してもらうことで無料配布にした。製作した洋裁情報サイト「裸足の洋裁」運営者、尾崎麻衣さん(40)は「より多くの手芸ファンに手にとってもらえるようにと考えた」と話す。【長崎薫】

 約5年前、子供の服を作ったことがきっかけで手芸が好きになり、ほしい素材を買うために船場センタービルに通いはじめた。しかし「一般客も購入できる卸問屋さんはあるけれど、わかりにくいし入りづらいと感じた」。18年にお店の情報をブログで紹介すると、手芸ファンを中心にアクセス数が伸び、ページビューが1日1000件を超えることもあったという。思わぬ反響を受け、「手芸ファンに、安心して卸問屋での買い物を楽しん…

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