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さくらんぼ日記

 さくらんぼクラブは至れり尽くせりだった保育園とは大違い。入所してからというもの、長女だけでなく記者にとっても驚きと初体験の連続だ。さくらんぼの花言葉は「善良な教育」。記者の目を通し、共同学童保育所の日常を報告する。=随時掲載

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さくらんぼ日記

学童保育の現場から 保護者が運営、費用負担も 「皆で子育て」充実感

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施設は一戸建ての借家。漫画を読む女子のすぐ近くで、ボールで遊ぶ子もいる=札幌市白石区のさくらんぼクラブで2022年6月2日、今井美津子撮影
施設は一戸建ての借家。漫画を読む女子のすぐ近くで、ボールで遊ぶ子もいる=札幌市白石区のさくらんぼクラブで2022年6月2日、今井美津子撮影

 「ただいま!」。6月のある平日の午後。札幌市白石区の共同学童保育所「さくらんぼクラブ」に、学校の授業を終えた小学生たちが続々と「帰宅」した。迎えた指導員たちが「手を洗ってね」と促す。「宿題タイム」を終えると、子どもたちは野球盤で遊んだり、押し入れによじ登ったりと自由に遊ぶ。数人がクッションを振り回して「戦う」横で、女子が漫画を読み始めた。

 札幌市内の共働き家庭の子どもは、公設の児童会館や小学校の空き教室を活用するミニ児童会館(ミニ児)を利用するのが主流。無料で、ミニ児の場合、校舎内を移動すれば活動の場に移動できる。低学年の保護者にとって安心感につながることがメリットの一つだ。

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