査読偽装疑い、他に4本 論文不正常態化か 福井・千葉大教授
毎日新聞
2022/6/15 東京朝刊
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福井大の60代の女性教授が、査読を担った千葉大の60代の男性教授と協力し、投稿した学術論文の査読に自ら関与する「査読偽装」をした疑いがある問題で、2人が不正に査読した疑いのある論文がさらに4本あることがわかった。このうちの1本について米国の出版大手が不正と認定し、撤回を求めていることも判明。福井大と千葉大の調査委員会も計5本すべてを把握しているとみられる。
査読は投稿された論文の妥当性を第三者がチェックし、掲載の可否を判断する。科学の正当性を担保する重要な手続きで、自ら査読に関与する行為は研究不正とされる。2人の不正行為が常態化していた可能性がある。
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