年間3億本も売れる「あずきバー」 どうしてそんなに硬いのか?

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井村屋の「あずきバー」=大阪市北区で2022年6月11日、望月亮一撮影
井村屋の「あずきバー」=大阪市北区で2022年6月11日、望月亮一撮影

 「あずきバー」は、年間3億本も売れる人気の氷菓。近年はその硬さにも注目が集まり、パッケージにも「固く凍っているため、歯を痛めないようにご注意ください」と書かれているほど。それにしても、どうしてそんなに硬いの? 製造・販売する井村屋(津市)に聞いてみた。

 インターネット上では「あずきバーはサファイアより硬い」「あずきバーで万引き犯を撃退した」など、真偽不明の情報が出回っている。今一度、自分の歯でその硬さを確かめよう。冷凍庫から出してすぐにかじりつくと、まったく歯が立たない! そういえば、「歯が折れた」とか「唇がくっついた」とか話す同僚もいたなあ……。

 数分待って、あずきバーが少し軟らかくなってきたところでパクリ。簡単に歯が入る。あずきバーの塊が口の中でほどけ、冷たさが広がる。小豆の食感が和菓子を食べているようだ。少し待ってから食べてもおいしい。後味はさっぱり。もう1本いけそう。

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