特集

第26回参院選

2022年夏の参院選は6月22日公示、7月10日投開票。関連するニュースをまとめています。

特集一覧

「民主党」ゆかりの候補ズラリ 宮城選挙区にみる最大野党の弱点

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
旧民主党出身で22年参院選に自民党から出馬予定の桜井充氏=仙台市宮城野区で2022年6月5日午前11時15分、小川祐希撮影
旧民主党出身で22年参院選に自民党から出馬予定の桜井充氏=仙台市宮城野区で2022年6月5日午前11時15分、小川祐希撮影

 夏の参院選宮城選挙区(改選数1)は、ともに旧民主党出身の自民党現職と日本維新の会新人、それに立憲民主党新人の3人を中心に争われる異例の構図となりそうだ。各氏と旧民主の関わりを取材すると、最大野党の“弱点”が見えてきた。

 「多くの人を助けられる仕事をしたい」。自民現職で5選を狙う医師の桜井充氏(66)は、政治家を志した原点をこう語る。実現できるのは与党議員だと考え、かつて自民の公募に2度応募したが、いずれも選考落ち。「理想がかなわなかった」(桜井氏)ため、旧民主の選考に切り替えたところ公認を得られ、1998年参院選で初当選した。

 旧民主が政権交代を果たした後の2010年9月に副財務相に抜てきされ、11年3月の東日本大震災後には被災企業を支援する「グループ化補助金」の創設に携わった。こうした経験が「与党でなければ思い描いた仕事はできない」との考えを強めたという。19年、所属していた国民民主党が立憲との合流を模索したのを機に離党を決め、20年に自民会派入りした。

 維新新人の元仙台市議、平井みどり氏(67)は、15年市議選に旧民主の公認候補として出馬し、初当選。仙台市の男女共同参画推進審議会で委員を務めていた経験を買われたのが縁だったという。

 ピアノ教師として子どもの成長に向き合ってきたことから、いじめ対策などに取り組んだ。しかし17年、「一人で活動した方が自分の思う政策に取り組める」と考えを改め、旧民主を母体とする民進党(当時)を離党。19年市議選には無所属で挑み、落選した。

 維新県支部から参院選への出馬を打診されたのは22年に入ってから。同党が掲げる議員報酬削減などの「身を切る改革」に「新しいことを主張する党が必要だ」と共感を覚え、腹を決めたという。

 一方、立憲新人の元県議、小畑仁子氏(44)は看護師として働いていた数年前、仕事と子育ての両立について知人に紹介された立憲の県連幹部に相談したのがきっかけで政界入りした。

 「子育て世帯が安心して働ける社会を作ろう」と思い立ち、立憲の公認を受けて臨んだ19年10月の県議選で初当選。それから約2年半活動したが、「県の財政や国の(制度上の)問題で自分の思いを実現できずにいた。ならば国を変えるしかない」と、国政転身を決めた。

 旧民主との縁は三者三様だが、たもとを分かった桜井、平井両氏と対決する立憲関係者の思いは複雑だ。…

この記事は有料記事です。

残り1493文字(全文2487文字)

【第26回参院選】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

ニュース特集