更年期障害自覚の女性、50代の約4割 8割は受診せず 厚労省調査

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写真はイメージです=ゲッティ 拡大
写真はイメージです=ゲッティ

 体のほてりや、気分の落ち込みなど「更年期障害」の可能性があると自覚している女性が、50代の約4割に上ることが厚生労働省の調査で分かった。症状がある50代女性の中で医療機関を受診していない人は約8割を占める。更年期障害にはさまざまな症状があり、厚労省の担当者は「研究を深めて実態を把握したい」と話している。

 更年期障害は、40代以降に表れるほてりや汗、頭痛などの体の症状や、気分の落ち込みといった心の症状によって日常生活に支障をきたす状態を指す。性ホルモンの分泌量の低下が原因とされる。男性にも更年期障害はあり、心身の不調や性欲の低下といった症状がある。

自分は更年期障害の可能性があると考えている人の割合 拡大
自分は更年期障害の可能性があると考えている人の割合

 調査では、自分は更年期障害の可能性があると考えている人の割合は、40代女性で28%▽50代女性38%▽40代男性8%▽50代男性14%――だった。一方で、症状のある人のうち医療機関を受診していない人は40~50代女性で約8割、40~50代男性では約9割に上った。

 不調に対する男性の理解や知識が広まっていないことも明らかになった。女性に不調が起きることを知らなかった女性は40~50代でいずれも1割台だったが、男性に不調が表れることを知らなかった男性は、40代だと47%、50代も37%に達していた。

 今回の調査は全国の20~64歳の男女5000人が対象で、3月にインターネットで実施。今後、さらに詳しい実態調査を進める。【中川友希】

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