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宝塚花組 柚香光 「本名の自分」から見た姿とゆるぎない共通点

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 「本名の自分から見た柚香光(ゆずか・れい)とは?」宝塚歌劇団花組のトップスターは、報道陣の質問に思わず笑みをこぼした。上演中のミュージカルで“ピアノの魔術師”と呼ばれたフランツ・リストを演じる。脚光を浴びつつも「本当の自分」を見失い、苦悩する音楽家だ。自分らしく生きるとはどういうことか。柚香は、本名の自分とタカラジェンヌとしての自分、どちらにも「ゆるぎない共通点」があるという。

ピアノに託す思い

 「巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨(ほうこう)~」は19世紀のヨーロッパを舞台に、超絶技巧と華やかな美貌で魅了したリストの光と影を描く。開幕前から話題を呼んだのは、柚香が初めて挑むピアノの弾き語りだ。冒頭、長髪をなびかせながら情熱的に鍵盤を奏で、観客を物語の世界へと一気に引き込む。

 ピアノを幼少期から習い、名鑑「宝塚おとめ」で特技に挙げてきた柚香。作・演出を手がける生田大和は、柚香が下級生時代に「夜、誰もいない教室で一心不乱にピアノを弾いていた」姿を覚えている…

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