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国の文化審議会(佐藤信会長)が17日、毛呂山町の「鎌倉街道上道(かみつみち)」を国の史跡に指定するよう文部科学相に答申した。県内の国指定史跡は23件になる見通しで、同町で史跡指定が行われるのは初めて。
今回の指定対象は、鎌倉~室町時代に鎌倉と関東諸国を結んだ主要街道だった「鎌倉街道」のうち、「上道」と呼ばれた部分。鎌倉と武蔵国・上野国を経て信濃国・越後国に向かう街道だ。
同町には約1・3キロの街道跡が残る。街道跡の三つの遺跡や中世の集落跡の「堂山下(どうやました)遺跡」、同時期の崇徳寺(すうとくじ)跡や川角(かわかど)古墳群などを含む部分で、約8・6ヘクタールに及ぶ。中世の遺構が良好に保存されていることだけでなく、宿場や墓などが一体となって残っており、当時の街道の状況を知ることができると評価された。
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