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富山市 市教委埋蔵文化財センター れんがが語る近代化 /北陸

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「MEIZI」の刻印が残る耐火れんが=富山市婦中町安田の安田城跡資料館で2022年3月17日、青山郁子撮影
「MEIZI」の刻印が残る耐火れんが=富山市婦中町安田の安田城跡資料館で2022年3月17日、青山郁子撮影

 1945年8月の富山大空襲で大きな被害を受けた富山市中心部で、昨年、実業家、渋沢栄一(1840~1931年)ゆかりの耐火れんがが発見され話題を集めた。調査を担当した市教委埋蔵文化財センターは、7月18日まで安田城跡資料館(同市婦中町安田)で開催する企画展で、発掘されたれんがを展示し、富山の近代化の歴史を紹介する。

 明治維新後、国内ではれんがを用いた建造物が増え、富山県内では1889年ごろに現在の小矢部市でれんが製造が始まった。富山市内では1901年完成の富山郵便局をはじめ、旧富山市役所など洋風れんが建築が建てられたが空襲ですべて焼失。現在、現役として残るれんが建造物は、「新庄の赤門」として親しまれる00年完成の新庄排砂水門のみだ。

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