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19日午後3時8分ごろ、石川県能登地方を震源とする地震があり、同県珠洲市で震度6弱を観測した。気象庁によると、震源の深さは13キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5・4と推定される。周辺では地震活動が1年以上続いており、気象庁は今後1週間ほど、同程度の地震に注意するよう呼びかけている。
石川県によると、同日午後10時現在、6人が負傷した。このうち1人は手首を骨折したが、いずれも軽傷という。珠洲市では神社の鳥居や住宅のブロック塀が倒壊した。
原子力規制庁によると、震度3を観測した同県志賀町にある北陸電力志賀原発と、震度2を観測した新潟県柏崎市、刈羽村の東京電力柏崎刈羽原発で異常は確認されていないという。
JR西日本によると、北陸新幹線に地震の影響はなく平常通り運行を続けた。石川県七尾市と穴水町をつなぐ「のと鉄道」では被害が確認されていないが、地震後に徐行運転を行い、一部が運休するなどの影響が出た。同県小松市の小松空港ではターミナルや滑走路に異常はないという。
気象庁によると、石川県内で震度6弱以上を観測したのは2007年3月25日の能登半島地震以来。この地震は最大震度6強を記録し、1人が亡くなるなどした。21年9月には同県珠洲市で最大震度5弱を観測する地震があった。【岩間理紀、近藤諭、安藤いく子】
各地の主な震度は次の通り。
震度6弱=石川県珠洲市▽震度5弱=能登町▽震度4=輪島市▽震度3=七尾市、羽咋市、かほく市、志賀町、中能登町、穴水町、富山県高岡市、氷見市、射水市、舟橋村、福井県あわら市、新潟県上越市