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ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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「戦争は何年も続く」 NATO事務総長が長期化の見通し示す

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北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長=ブリュッセルで2022年6月16日、ロイター 拡大
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長=ブリュッセルで2022年6月16日、ロイター

 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は19日付の独紙ビルト日曜版(電子版)のインタビュー記事で、ロシアが侵攻するウクライナ情勢について「戦争が何年も続く可能性がある」と語り、長期化に備えた武器支援の継続が重要との認識を示した。マドリードで29、30日に開かれるNATO首脳会議を前に、同紙の取材に応じた。

 ストルテンベルグ氏は、ウクライナでの戦闘について「何年も続くことに備える必要がある」との見方を示し、「たとえコストが高くついても支援を弱めてはならない」と語った。想定されるコストとして、軍事支援費のほか、高騰するエネルギー費や食料費などを挙げ、「これらもウクライナ人が日々多くの命をかけて支払っている代償と比べることはできない」と述べ、負担への理解を求めた。

 また、激しい戦闘が続くウクライナ東部での戦況について「(欧米が)近代兵器の支援を増やせば、ドンバス地方からロシア軍を排除できる可能性も、それだけ高まる」との見解を示した。ロシアによる核兵器使用の懸念については「(ロシア軍が)これまでより高いレベルで核兵器使用の準備を進めていることはない」とする一方、ロシアが核兵器を「威嚇に使っているのは危険で無責任だ」と批判した。

 NATO首脳会議では、新しい「戦略概念」が承認される見通しだ。ストルテンベルグ氏はロシアがこれまでの「パートナー」ではなく「安全保障上の脅威」として位置づけられるとの見通しを明らかにした。中国の台頭については、NATOの利益への挑戦として認識されるとの考えを示した。【ブリュッセル宮川裕章】

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