加山雄三さん、コンサート活動年内で終了「最後までいつも通り」

　歌手で俳優の加山雄三さん（85）が今年いっぱいでコンサート活動を終了することを20日、所属するレコード会社が発表した。年齢を重ね、満足のいくパフォーマンスが難しくなってきたことが理由といい、本人は「歌えなくなってやめるのではなく、まだ歌えるうちにやめたい。最後までいつも通り歌う。それが一番なんだ」と話しているという。芸能活動は継続する。

　加山さんは1960年、映画「男対男」でデビュー。61年に始まった映画「若大将」シリーズで人気を博し、歌手としても「君といつまでも」「夜空の星」「お嫁においで」などをヒットさせた。2011年に毎日芸術賞特別賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。14年に旭日小綬章を受章、21年には文化功労者に選出された。