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官民で試行錯誤続く
「これがミゾコウジュ。準絶滅危惧種植物です。でもここではいっぱい生えています」。13日に「小山市渡良瀬遊水地エコツーリズムガイド協会」が第2調節池で開いた自然観察会。協会事務局長の川崎康雄さん(70)の説明に、参加者から歓声があがった。ラムサール条約の基本理念である、湿地の(1)保全・再生(2)ワイズユース(賢明な利用)(3)交流・学習・普及啓発(CEPA)の実現に向け、官民それぞれが試行錯誤を続けている。【堀井泰孝】
2メートルを超えるヨシが風にそよぎ、オオヨシキリが「ギョギョシギョギョシ」とかまびすしく鳴く。むっとする湿気の中、14人のボランティアガイドが茨城、栃木、群馬、埼玉県からの参加者43人を案内する。興味深げに説明を聞く参加者の姿に、川崎さんは「ここは宝の山。その素晴らしさを知ってもらい、子どもたちにも引き継いでほしい」と力を込める。
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