同性婚不認定、大阪地裁「合憲」 「差別解消の役割放棄」 札幌から後退、原告憤り

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判決後の記者会見に臨む原告の(左から)川田有希さん、田中昭全さんら=大阪市北区で2022年6月20日午後5時26分、藤井達也撮影
判決後の記者会見に臨む原告の(左から)川田有希さん、田中昭全さんら=大阪市北区で2022年6月20日午後5時26分、藤井達也撮影

 「裁判所が国会に判断を丸投げしたに等しい。司法が差別を解消する役割を放棄した」。同性婚を認めない現行制度を合憲と判断した20日の大阪地裁判決は、初の違憲判断を出した札幌地裁判決から後退し、解決策の検討を立法府に委ねるような姿勢もにじませた。性的少数者の尊厳を司法に訴え続けた原告の同性カップルから怒りの声が相次いだ。

 「憲法14条に違反するとは認められない」

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