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新型コロナ なぜオミクロンの「マイナーチェンジ」が続くのか

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新型コロナウイルスのオミクロン株=国立感染症研究所提供
新型コロナウイルスのオミクロン株=国立感染症研究所提供

 新たな変異が流行の波を生み出してきた新型コロナウイルス。以前の変異の仕方は、車で例えるならフルモデルチェンジのようだったが、オミクロン株が登場してからは、派生型の「BA・2」や「BA・5」などマイナーチェンジを繰り返している。オミクロンに取って代わる新たな変異株は現れないのだろうか。【渡辺諒】

「変異株は関連性少ない」

 アルファ株、デルタ株、オミクロン株……。いずれも世界保健機関(WHO)が「懸念される変異株」として、最も高い警戒度の分類に位置づけたものだ。2019年末に中国・武漢で新型コロナが確認されてから、この分類になったものは全部で5種に上る。

 国内でも流行して感染者数が増えると、数カ月間である程度まで収束。その後、新しい変異株によって次の流行が起きるという状況が続いてきた。

 WHOは「これら変異株は、それぞれに関連性が少なく、性質が大きく異なる」と説明する。

 例えば、オミクロン株と21年夏に流行したデルタ株を比べると、人に感染する際の足がかりとなるウイルス表面の「スパイクたんぱく質」の変化は、オミクロン株の方で3倍多く見られた。オミクロン株の感染力が強いのは、こ…

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