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「保守」政治家たちの精神文化 過去の「帝国」に郷愁 歴史研究家、山崎雅弘さんと考える

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山崎雅弘さん=丸山博撮影
山崎雅弘さん=丸山博撮影

 何とも景気のいい話である。安倍晋三元首相ら「保守」派が唱える「防衛費倍増」論だ。コロナ禍に加え、物価高が私たちの暮らしを追い詰めているさなかだというのに、なぜこんな発想になるのか? 新著『未完の敗戦』(集英社新書)で彼らの精神文化を読み解いた戦史研究家、山崎雅弘さんと考えた。

 今年度の防衛費(当初予算)は約5・4兆円、GDP(国内総生産)比で約1%だが、安倍氏は中国などと張り合うため「2%」への引き上げを主張する。単純計算で10兆円あまり。高市早苗自民党政調会長も安倍氏とほぼ同じ「10兆円」を求めている。

 だが、お金は勝手に湧いてこない。必ず私たちが負担する。年金は減り、税や医療費の負担は増え、アベノミクスによる長年の円安政策やウクライナでの戦争で物価は上がり、暮らしは貧しくなる一方。そこに5兆円分の負担が加わるのだ。

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