「忘れちゃった」を自覚するコンピューター 名古屋大チーム開発

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メタ記憶を持つニューラルネットワークについて説明する有田隆也教授=名古屋市千種区の名古屋大で2022年5月19日午後2時26分、荒川基従撮影
メタ記憶を持つニューラルネットワークについて説明する有田隆也教授=名古屋市千種区の名古屋大で2022年5月19日午後2時26分、荒川基従撮影

 記憶があいまいだったり忘れてしまったりしたことを自覚できるニューラルネットワーク(NN)を作り出すことに成功したと、名古屋大大学院情報学研究科の有田隆也教授(62)=複雑系科学=らの研究グループが発表した。人間が持つ「メタ記憶」と呼ばれる機能で、NNが自ら進化して獲得したという。有田教授は「人らしい心や意識を持つ人工知能を実現させるための手掛かりになるのでは」と話している。

 NNは脳の神経活動を模したコンピューター内の数理モデルで、NNを使った人工知能技術の研究が進められている。一方、メタ記憶は「きのうの晩ご飯、なに食べたんだっけ」などと記憶の有無を調べたりコントロールしたりする時に働く認知機能。人間以外の生物にもメタ記憶があるかについて論争が続いている。

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