またもや開かなかった「重い扉」 大崎事件、再審請求棄却の是非は
毎日新聞
2022/6/22 22:56(最終更新 6/22 22:56)
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鹿児島県大崎町で1979年に男性(当時42歳)の遺体が見つかった「大崎事件」で、鹿児島地裁は22日、殺人罪などで懲役10年が確定し服役した原口アヤ子さん(95)の第4次再審請求を棄却する決定をした。原口さんは第3次請求審までに、一つの事件で「異例」となる3度の再審開始判断を勝ち取ってきたが、上級審で覆されてきた。第4次請求審で弁護側は「男性は事故死だった」とする新証拠を提出したが、中田幹人(まさと)裁判長は「窒息死の認定に合理的疑いを生じさせるとはいえない」と退けた。
弁護側は福岡高裁宮崎支部に即時抗告する方針。
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