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沖縄戦

「鉄の暴風」が吹き荒れた沖縄戦から78年。約3カ月に及んだ地上戦は住民を巻き込み、日米合わせて計約20万人が犠牲となった。

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6月23日は沖縄慰霊の日 忘れぬ悲劇、歌い継ぐ月桃の歌

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新たに造られた「月桃の碑」と、周りに植えられた月桃の葉=沖縄県西原町で2022年6月22日午後4時5分、喜屋武真之介撮影
新たに造られた「月桃の碑」と、周りに植えられた月桃の葉=沖縄県西原町で2022年6月22日午後4時5分、喜屋武真之介撮影

 沖縄は23日、1945年の太平洋戦争末期の沖縄戦などでの犠牲者を悼む「慰霊の日」を迎えた。沖縄県西原町の町運動公園では戦没者を追悼し、平和を願う歌「月桃(げっとう)」の歌碑が建立され、22日に除幕式が開かれた。

 月桃は沖縄に自生する植物で、春から初夏に先端がピンクの白いつぼみをつける。歌は町在住のシンガー・ソングライター、海勢頭(うみせど)豊さん(78)が82年に作詞・作曲した。県民の4人に1人が亡くなったとされる沖縄戦の悲劇を歌う。「慰霊の日」が近付くと、県内の小中学校などで歌われている。

 歌碑の建立は沖縄の日本復帰50年を記念した町の事業で、町内外からの寄付で実現した。高さ2・5メートル、幅4・9メートルで、歌詞が刻まれ、脇にあるボタンを押すと歌が流れる。

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