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兵庫県尼崎市は23日、全人口に当たる市民約46万人分の個人情報を記録したUSBメモリーを委託業者が紛失したと発表した。全市民の名前や住所、生年月日のほか、生活保護受給世帯に関するデータなどが入っているが、パスワードが設定されており、外部への流出は確認されていないとしている。
USBメモリーは、住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金の支給事務を受託している「BIPROGY(ビプロジー)関西支社」(大阪市)の委託先の社員が21日、市の施設から持ち出した。給付金に関する市民からの問い合わせに答えるビプロジーのコールセンター(大阪府吹田市)にデータを移す必要があったためという。受給対象でない人から連絡がある場合に備え、全市民のデータを入れていた。
データ移管作業はこの日、ビプロジーの社員3人と委託先の社員が終えた。その後、4人は吹田市内の居酒屋に行き、約3時間飲食した。解散後、委託先の社員は深夜まで市内の路上で寝込み、USBメモリーを入れたかばんがないことに気付いた。22日に大阪府警吹田署管内の交番に届け出て、尼崎市にも連絡した。
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