東京マラソン 来年3月5日開催 コロナ前の規模の定員に戻す
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東京マラソン財団は23日、東京都内で理事会を開き、2023年大会を3月5日に実施することを決めた。定員は19年大会と同じ3万8000人で、新型コロナウイルス感染拡大以前の規模に4年ぶりに戻す。22年3月に実施した前回大会に続き、今回も市民ランナーの参加を認める。
国内最大規模のマラソンとして知られるレースは、新型コロナの影響で20年大会はエリート選手のみの参加となった。21年大会は2度の延期を余儀なくされ、22年3月に実施。主催者は3年ぶりに市民ランナーの参加を容認したが、コロナ重症化のリスクが高いとされる65歳以上の高齢者や基礎疾患のあるランナーには参加の見送りを求め、1万9188人が参加した。
前回大会と同様に、ランナーには新型コロナの事前検査を導入予定。混雑緩和のため、時間を分けたスタート方式も継続することから、東京マラソン財団の武田文彦事務局長は「コロナ前の環境に単純に戻すのではなく、フィジカルディスタンス(身体的な距離)を取るなど、専門家の意見を聞きながら必要な感染症対策をする。安心して走ってもらえる環境を整えたい」と語った。
定員はマラソンが3万7500人、10・7キロが500人。スタートは東京都庁で、マラソンのゴールは東京駅前。エントリーは8月1日から段階的に受け付ける。【岩壁峻】