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知床観光船事故

2022年4月23日、知床半島沖で観光船が沈没。乗客乗員計26人のうち20人が死亡、6人が行方不明に。

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小型旅客船の違反を点数化、累積で行政処分へ 国交省、厳罰化も検討

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事故対策検討委員会の第5回会合の冒頭であいさつする委員長の山内弘隆・一橋大名誉教授(左奥)=東京都千代田区で2022年6月24日午後5時、遠藤龍撮影
事故対策検討委員会の第5回会合の冒頭であいさつする委員長の山内弘隆・一橋大名誉教授(左奥)=東京都千代田区で2022年6月24日午後5時、遠藤龍撮影

 北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故を受け、国土交通省は24日、小型旅客船で法令違反があった場合の運航会社に対する行政処分について、法令違反を点数化し、その累積に応じて事業停止や許可取り消しとする制度を導入する方針を明らかにした。有識者による事故対策検討委員会の第5回会合で案を示し、おおむね了承された。厳罰化も検討しており、検討委での議論を踏まえたうえで海上運送法改正などの対応もする。

 カズワンの運航会社で16日に事業許可取り消しの行政処分とされた「知床遊覧船」は沈没事故以前の2021年5~6月にも2件の事故を起こしていた。これに対して国交省は21年6月に特別監査を実施し、行政指導をした。しかし沈没事故後の特別監査でも、21年の行政指導で指摘された点の違反が繰り返されていたことが判明した。

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