福井大教授の「査読偽装」認定 オランダの出版社、論文1本撤回

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
出版社が撤回した論文。撤回を示す「RETRACTED」の文字が上書きされた。左上に責任著者の友田教授の名前がある=学術誌のホームページから
出版社が撤回した論文。撤回を示す「RETRACTED」の文字が上書きされた。左上に責任著者の友田教授の名前がある=学術誌のホームページから

 福井大の60代の女性教授が、査読を担った千葉大の60代の男性教授と協力し、投稿した学術論文の査読に自ら関与する「査読偽装」をした疑いがある問題で、オランダの学術出版大手エルゼビアは24日、福井大教授らの論文1本を撤回した。理由を「査読過程で著者と査読者の間に不適切なやり取りがあった」とし、査読に不正があったことを初めて公に認めた。

 エルゼビアや関係者によると、この2人は、福井大…

この記事は有料記事です。

残り880文字(全文1071文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の筆者
すべて見る

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集