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ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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長期化するウクライナ侵攻 正義と平和の相克=中西寛・京都大教授

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=内藤絵美撮影
=内藤絵美撮影

中西寛(ひろし) 京都大教授

 ロシアのプーチン大統領が「特別軍事作戦」と称するウクライナへの大規模侵攻を始めて4カ月が過ぎ、戦闘は今なお続いている。そうした中で6月23日に沖縄戦の77回目の慰霊の日を迎え、また、同じ頃にウィーンでは核兵器禁止条約の初めての締約国会議が開催された。これらの出来事は時間と場所を超えて国際政治の本質的な難問である、正義と平和の相克の問題を考えさせる。

 国際政治学者の故高坂正尭京都大学教授が述べたように、国家は「力の体系であり、利益の体系であるばかりでなく、価値の体系」でもある。それゆえ、国家間の対立が全面的になるにつれて国家が掲げる正義、すなわち大義をめぐる闘争が強まる性質がある。

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【ウクライナ侵攻】

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