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ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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G7、侵攻長期化で対露に温度差 新興国にくすぶるインフレ批判

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主要7カ国と招待国を交えて開催されている首脳会議=ドイツ南部エルマウで2022年6月27日、ロイター
主要7カ国と招待国を交えて開催されている首脳会議=ドイツ南部エルマウで2022年6月27日、ロイター

 ドイツ南部エルマウで開催されている主要7カ国首脳会議(G7サミット)。ロシアによるウクライナ侵攻への対応では、G7内で出口戦略を巡って温度差が出ている。一方、侵攻の長期化が要因の一つとなっているインフレ(物価上昇)など世界経済の混乱の収拾も喫緊の課題だ。結束して効果的な対応が取れるか。G7の真価が問われている。

強硬の米英、和平を模索する独仏伊

 記者団の取材に応じたサリバン米大統領補佐官によると、ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、G7サミットでのウクライナ問題を協議する会合にオンライン参加し、G7首脳に対して防空システムやロシア制裁の強化などを訴えた。AP通信は同日、米政府が防空ミサイルシステム「NASAMS」をウクライナに供与すると報じた。ゼレンスキー氏の訴えに呼応する動きには、ウクライナの徹底抗戦を支持する米バイデン政権の姿勢が表れている。

 だが、G7内ではウクライナ対応で「ずれ」も目立ち始めている。対露強硬姿勢を貫く米英に対し、ドイツ、フランス、イタリアには和平の模索とも見える動きがあるからだ。

 「我々は団結していなければならない」。26日にあった米独首脳会談の冒頭、バイデン大統領はショルツ独首相にまず、そう呼びかけた。また、英政府によると、ジョンソン首相は同日のマクロン仏大統領との会談で、和平を今求めれば「プーチン露大統領に主権国家と国際市場を永続的に操ることを許してしまう」とクギを…

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【ウクライナ侵攻】

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