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新型コロナウイルスの水際対策が緩和され、観光目的の入国が約2年ぶりに再開した。コロナ禍以前にインバウンド需要でにぎわった関西国際空港の周辺では期待の声が上がる一方で、以前の活気が戻るにはまだまだ時間がかかるとの懸念も聞かれた。さまざまな立場の現場を取材した。【高良駿輔】
政府は新型コロナ流入のリスクに応じて各国や地域を「青」「黄」「赤」の3種類に色分け。今月10日から最も感染リスクが低いとされる「青」の添乗員付きツアーに限って観光目的での入国を再開した。
関西国際空港の対岸、大阪府泉佐野市の観光振興を担う泉佐野シティプロモーション推進協議会では、訪日観光客向けに製薬大手のロート製薬と大阪体育大と共同で「健康増進」をテーマにしたツアーの企画を進めている。栄養士の資格を持つロート製薬社員による食生活や運動のアドバイス、大体大の教授らによるウオーキングやランニングの指導などを計画している。協議会の森川武・観光まちづくり事業部長は「関空に近いという好条件…
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