大雨が降ったら… 今できる対策は?

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大雨が降ったらどうする? 拡大
大雨が降ったらどうする?

 近年、毎年のように大雨災害が発生しています。大雨が降ったら何が起きるのか、何を準備すればいいのか、をまとめました。

大雨が降ると何が起きる?

 大量の雨が降ると、さまざまな災害が発生する恐れがあります。

大雨が降ると起きる災害
大雨が降ると起きる災害

大雨が降ると起きる土砂災害
大雨が降ると起きる土砂災害

非常用持ち出し品を点検

 非常用持ち出し品を入れるのは両手が空くリュックサックにして、すぐに持って逃げられるよう、中身を点検しておきましょう。

非常持ち出し袋に入れるもの
非常持ち出し袋に入れるもの

備蓄品・おうちに備えておくもの
備蓄品・おうちに備えておくもの

雨が強くなる前に……

 急激に雨が降ると、道路の排水が追いつかずに冠水してしまうこともあります。

 ・側溝・排水溝が落ち葉やゴミなどで詰まっていないか、点検・掃除をしましょう

 ・土のうを準備する。市区町村によっては、土のうを配布する「土のうステーション」があります

大きいポリ袋に水を入れ、土のう代わりにする「簡易水のう」。段ボール箱に入れると強度が増す=兵庫県加古川市提供
大きいポリ袋に水を入れ、土のう代わりにする「簡易水のう」。段ボール箱に入れると強度が増す=兵庫県加古川市提供

 ・大きいポリ袋に水を入れて「簡易水のう」を作ることができます

ハザードマップを確認

 洪水や土砂災害などの被害に遭う恐れがある場所が分かります。

 ・ハザードマップは市区町村のホームページに掲載されたり、各家庭に配布されたりしています

 ・自宅の周辺で起きそうな災害を把握しましょう

 ・避難所の位置や避難経路を確認しましょう

 ・地震や洪水など、災害の種類によって避難所が開設される場所が異なることもあります。注意が必要です

 ・各自治体のマップがまとまった国土交通省のハザードマップポータルサイトで自分の住んでいる地域のマップを探すことができます

雨量の目安

 天気予報を見ていると、「1時間に80ミリの猛烈な雨が降る」などと気象予報士が呼び掛けることがあります。雨の量のイメージや影響をまとめました。

雨量の目安(1時間雨量)
雨量の目安(1時間雨量)

雨量の目安(1時間雨量)
雨量の目安(1時間雨量)

「キキクル」で危険度をチェック

 気象庁の危険度分布「キキクル」を使うと、土砂災害▽浸水▽洪水――の3種類の災害について、自宅などの危険度がリアルタイムで分かります。

 ・キキクルのサイトで、見たい地域の地図を表示させます

気象庁のキキクル
気象庁のキキクル

 ・土砂災害、浸水害、洪水害のボタンをそれぞれ選ぶと、それぞれの危険度が分かります

 ・自治体の避難情報に当てはめると、赤は「高齢者等避難」が出てもおかしくない状況で、紫は「避難指示」に相当します

2019年10月、台風19号の影響で河川が氾濫した時の気象庁「キキクル」の画像。氾濫した千曲川は黒色で表示された=気象庁ホームページより 拡大
2019年10月、台風19号の影響で河川が氾濫した時の気象庁「キキクル」の画像。氾濫した千曲川は黒色で表示された=気象庁ホームページより

 ・紫が出たら速やかに避難しましょう

線状降水帯の情報にも注意

 次々と発生する雨雲が列をなして同じ場所にとどまる「線状降水帯」が発生すると、数時間にわたり大雨が続き、命に危険が及ぶ災害が起きる恐れがあります。気象庁は、発生が見込まれる半日前~6時間前に出る「予測情報」と、実際に発生が確認されたことを知らせる情報を発表します。

 ※インターネットやテレビのニュースで「線状降水帯の発生予測」が出たら――

  ・ハザードマップで、自宅周辺で起きそうな災害を確かめる

  ・避難所・避難経路をチェックしましょう

  ・気象庁のキキクルや気象警報をこまめに確認することが大切です。ネットやテレビで情報収集を

 ※ネットやテレビのニュースで「線状降水帯が発生」と出たら――

  ・崖や川の近くなど、危険な場所にいる人は市区町村から発令される避難指示などに従って、すぐに避難しましょう

  ・屋外に出て避難所に行くのが危険な場合は、少しでも崖や川から離れた建物や、浸水しにくい高い場所に移動するなど、身の安全を確保することが大切です

  ・避難指示などが発令されていなくても、急激に状況が悪化するかもしれません。少しでも危険を感じたら、自らの判断で避難しましょう

いつ避難する?

 市区町村は5段階の警戒レベルに沿って住民に避難を呼び掛けます。防災無線や市区町村のホームページ、携帯電話のエリアメールなどで情報を得ることができます。

いつ避難する?
いつ避難する?

避難時の注意点

 ・肌の露出が少ない長袖、長ズボンを着用する

 ・履き慣れた底が厚めの靴で。長靴は動きにくいので注意する

 ・可能な限り複数人で行動する

 ・傘など棒状の物で、マンホールや側溝がないかなど、地面の安全を確かめながら進みましょう

 ・コロナ禍で避難所の「密」が気になるかもしれませんが、まず身の安全を第一に考え、避難所に移動しましょう

 ・余裕があれば、家族が複数の避難所に分かれる「分散避難」を事前に考えましょう。避難所で「密」になるのを避けるためです

 ・安全な親戚・知人宅に身を寄せるのも、避難といえます

 ・マンションの高層階などで、自宅が安全な場合は「在宅避難」も考えましょう

 ・安全な場所に立地していれば、ホテルも避難場所の選択肢に入れましょう

(首相官邸、内閣府、気象庁、東京都墨田区、兵庫県加古川市のホームページを参考に作成しました)

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