葛城ユキさん「歌うために生まれてきた」 5月にステージ復帰、絶唱

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自身の境遇に重ねながら、生きる苦しさと希望を表現した曲「ローズ」を歌う葛城ユキさん=千葉県成田市の成田国際文化会館で2022年5月17日午後6時29分、伊藤遥撮影
自身の境遇に重ねながら、生きる苦しさと希望を表現した曲「ローズ」を歌う葛城ユキさん=千葉県成田市の成田国際文化会館で2022年5月17日午後6時29分、伊藤遥撮影

 ヒット曲「ボヘミアン」(1983年)で知られるロック歌手の葛城ユキさんが27日、死去した。ステージ4のがんと診断され闘病生活を送ってきたが、復帰への思いは強く、亡くなる約1カ月前にも、力を振り絞ってステージに立った。歌への揺るぎない情熱を、まさに人生をかけて表現したシンガーだった。

 葛城さんは昨年4月、音楽仲間がくも膜下出血で緊急入院したことをきっかけに自身も病院で検診を受けたところ、原発性腹膜がんであることが判明。他の臓器への転移も分かった。翌5月から入院、抗がん剤治療などを続けてきたが、今…

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