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第26回参院選

2022年夏の参院選は6月22日公示、7月10日投開票。関連するニュースをまとめています。

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「家と学校の往復」目標見失う子どもたち 精神的幸福度はワースト2位

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多くの若者が行き交うスクランブル交差点=東京都渋谷区で2022年6月24日、三浦研吾撮影
多くの若者が行き交うスクランブル交差点=東京都渋谷区で2022年6月24日、三浦研吾撮影

 参院選が始まった。政治が抱える課題は何か。現場で声を聞き、外国から学べるヒントを事情に詳しい人と考えた。

 からだは健康でも、心は満たされていない――。国連児童基金(ユニセフ)の研究所が2020年、「子どもの幸福度」を38カ国で国際比較して発表し、日本は身体的健康度で1位になったが、精神的幸福度は37位だった。ワースト2位となった要因は、若者の自殺率の高さに加え、生活に対する満足度を10段階(10が最高)で尋ねた調査で「5」以下と答えた人が約4割に達したことだ。若者は何を求めているのだろう。

生活の満足度5以下が約4割

 東京・渋谷のハチ公前広場。にぎわいから離れた植えこみに、男子大学生(21)は一人、座っていた。「授業までの空き時間をつぶしている」という。同じように、今の生活満足度を10段階で聞くと、「5かな」と苦笑いを浮かべた。中学受験をした小学生のころから変わらないという。

 親が決めた進路をずっと歩んできた。小学生の時は、中学受験のために母親から付きっ切りで勉強を教わった。中高一貫校に合格しても友だちと遊ばせてもらえず、「家と学校の往復だけだった」と振り返る。

 大学は、親が納得するところしか受験できなかった。1人暮らしも「生活が乱れる」と反対され、片道2時間以上かけて通う。新型コロナウイルス下で昨年までオンライン授業が続き、友だ…

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【第26回参院選】

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